師団本部参謀長に恨みを買った中隊長は囚われの身となり、秘密の場所でいたぶられ、○辱されるという悪夢の一夜を耐えた。夜通し刻み付けられた性感の「魔の味」は日常に戻った彼女を尚も苛み続ける。自分を汚した男への憎悪、その男の躰で乱れ果てた哀しい性、毎夜迫り来る火照りの誘惑、周囲に知られたくない怯え。それでも恋する彼を秘かに想う心と、卑しく疼く自己への嫌悪に、行き場の無い苦悶。「I-H」の第4話、vol.4。熱い性蜜と青い恋慕が交錯する苦悩の中隊長。仲間内の敏感な者は彼女の変化を感じ取るが、想いを寄せる彼には誤解を生じさせる。そしてある夜、彼の若き衝動が中隊長の躰を求めてくるのだった。